テーマを絞って数字を見る
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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先日読んだ新聞に「最近のクルマは怖い」という読者からの投稿がありました。
あやうく事故で怪我しそうになったその方曰く、「最近のクルマは正面から見ると、みんな怒った顔に見える」、だから、「クルマによる事故も増えているのでは・・・」という趣旨の内容でした。
クルマのデザインと事故との因果関係までは分かりません。
しかし、この投稿を読んでから、外出時にクルマを観察してみると、怒った顔のクルマが多いことに気づきます。
ヘッドランプが内側から外側にかけて斜め上に。
しかも、ボンネットの形状が空気抵抗を減らすためか、微妙な流線形になっています。
このため、クルマを正面から見ると、まさにつり目!
確かに、怒っている感じです。
それまでもクルマは数多く目に入っていたはずですが、言われるまでは全然気づきませんでした。
さて、会社で数字を見るときもやはり、意識を持って見るのと、ぼんやり眺めているだけでは見えてくる風景がまったく違います。
「経費を1割減らすぞ!」という目で見ていると、「どうして、先月は水道光熱費が増えているのだろう?」といったことが気になります。
また、「商品を仕入れるため、来月末までに500万円をなんとか調達したい」となれば、「A社からの振込を一部前倒しできないか?」「仕掛かり中の案件の進捗状況は?」という点を担当者に確認したくなるはずです。
経営者は、アレもコレもと気になる項目は多いかと思います。
しかし、まずは
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とより具体的なアクションプランが見えてきます。
ところで、怒っているように見える最近のクルマ。
最近の不甲斐ない日本経済に対する怒りの象徴というのは考えすぎでしょうか。
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