赤字でも人を惹きつける会社の条件とは?
赤字でも人を惹きつける会社の条件とは?
副業でもなんでも次の収益の柱を打ち立てる。持っている資産をフルに活用して稼ぐ。他社とも連携して集客する仕掛けを作る。赤字になっても、指を加えてぼーっとしているのではなく、いろんな手をつくして奮闘している会社の方に人は魅力を感じます。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
あなたはGW中どこかへお出かけされたでしょうか?
私は日帰りで千葉県の銚子まで行ってきました。
目的の一つがローカル線の銚子電鉄に乗ること。
東京から特急に乗って2時間かかり、必ずしも便利とは言えない場所にありますが、当日は大型連休中ということもあり、かなりの賑わいでした。
銚子電鉄と言えば、以前経営危機に陥った時、「ぬれ煎餅」の購入による支援を呼びかけたことで話題になりました。
しかし、なんとか経営危機はいったん乗り越えたものの、いかんせん地方のローカル線。
路線距離も6.4kmしかなく、一時間に一本程度の運行状況では、なかなか経営的にも厳しいものがあります。
実際「ぬれ煎餅」と同じく一時は話題になっていたたい焼き屋さんは、3月末で閉店になっていました。
このため、大型連休中のような混雑が毎日続くのであればともかく、現行のままで大幅に収益を改善するのは簡単ではありません。
そこで、ホームページを見ると、よく分かるのですが、銚子電鉄では、いろいろなイベントを企画したり、駅名愛称のネーミングライツを導入したり、と、あの手、この手と様々な手を打っておられます。
運賃で稼ぐという本業の柱だけでは難しい状況の中、
- ぬれ煎餅といった副業で稼ぐ
- 駅名のネーミングライツなど資産をフルに活用する
- 他社と連携してイベントを企画する
といったようなチャレンジする姿勢が常に見えるため、一定のファンや応援してくれるサポーターがいてくれるのだと思います。
さて、地方のローカル線ほどに苦境には立たされていなくても、会社を取り巻く経営環境を鑑みると、本来の本業だけでは黒字化するのは難しいという会社もあるかと思います。
また、今は本業がなんとか持ちこたえているが、5年後、10年後を考えると、今の本業だけでは苦境に立たされるかもしれないという危機感を抱いておられる経営者もおられるかと思います。
その時、
- 副業でもなんでも次の収益の柱を打ち立てる
- 持っている資産をフルに活用して稼ぐ
- 他社とも連携して集客する仕掛けを作る
という姿勢を続けていけるかどうか。
頑張っても成果が出るとは限りません。
しかし、
指を加えてぼーっとしているより、いろんな手をつくして奮闘している会社の方に人は魅力を感じる
のは間違いありません。
「弧廻手形」と呼ばれる銚子電鉄の1日乗車券は700円。
かなり乗り降りしたので、私にとってはかなりお得でしたが、たとえ1,000円に値上げしても、魅力をしっかり伝えられれば、充分に売る方法はあると感じた休日でした。
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