会社の真の成長とは?
会社の真の成長とは?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日は東証の株価が終値で18,264円となり15年ぶりの高値となりました。
15年前と言えば、2000年。
最初に勤めていた銀行を辞めたのがちょうど2000年なので、
ずいぶん昔のことのように感じます。
その時と比べて今はどうか。
正直に申し上げると、毎月の給料ベースで言えば、
今よりも銀行員時代の方が多いです。
起業してみて初めて分かったのですが、
会社を続けていこうと思うと、いろいろな出費があります。
私の場合、コンサルティング業なので、売上原価がない分まだ支出は少ない方です。
それでも、自社のサービスを磨くためにいろいろな人に教えを乞うたり、
自社のサービスを知ってもらうためにホームページを作ったり、
広告を出したりと思っていた以上にお金がかかります。
また、「いいものができた!」と思ってお客さんにアプローチしても
反応が今一つでさっぱり売れなかったこともありました。
結局、お客さんのニーズも変わるし、自分のステージも変わるので、
どうやってそれを調整するか、ああでもない、こうでもないと
毎日試行錯誤を繰り返していた気がします。
サラリーマンの時は、毎月給料がもらえるのが当たり前。
「もっと欲しい」
「こんなに頑張っているんだからもう少しもらいたい」
といつも思っていました。
しかし、9年前に自分で会社を経営してから分かったのは
自分がいくら頑張ったからといって利益が上がるとは限らない
ということ。
だからこそ、長く事業を続けていくためには
底を知ることが大事だと身に染みました。
一般に、会社が成長すると言えば、売上が上がる、利益が上がる、
従業員が増える、店舗数が増える、といったように
数字が上向く=成長です。
でも、リーマンショックの時に株価が一時期7,000円台にまで
落ち込んだように数字がいつも上向くとは限りません。
むしろ、国際化が進んで競争が激しくなり、情報がすぐに広がる中、
普通に経営しているだけでは売上も利益も下を向きます。
それゆえに
「たとえ売上が半分になってもウチは大丈夫」と言えること、
言い換えれば
数字が下向きでも続けていけるメドが立つこと=真の成長です。
底を知れば、人間上を向くだけ。
このことが分かった分だけ、私も15年前と比べれて成長できました。
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