人のやりくりを乗り越える
人のやりくりを乗り越える
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
一昨日のプロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスが初の日本一に輝きました。
最近はテレビ中継も少なくなったので、プロ野球もほとんど見たことがありません。
楽天もマー君こと田中将大投手は名前と顔が一致しますが、それ以外の選手はほとんど知りませんでした(汗)。
近年、プロ野球では投手の分業体制が進み、先発、中継ぎ、抑えがきっちりと分かれています。
日本シリーズの前も、新聞では「巨人と比べると楽天は救援投手が不安」と書かれていました。
実際に、日本シリーズ第4戦では救援投手が打たれて、楽天は逆転負けを喫しています。
また、第6戦はエース田中投手が160球を投げて完投負けしました。
これは、もちろん「エースが投げているから簡単には代えられない」ということもありますが、やはり救援投手が不安という事情が関係しています。
3点差リードで迎えた最終戦の最終回。
本来であれば、抑えのエースが当番する場面です。
けれども、最後にマウンドに上がったのは田中投手でした。
終わってみれば、まさに絵に描いたような劇的な勝利。
けれども、裏を返せば、救援投手陣に不安を抱える楽天にとっては、これしかない勝利だったと言えます。
さて、会社経営は先に4勝すれば終わりという短期決戦ではありません。
また、年間144試合戦って勝率を競うというものでもありません。
たとえ、連敗が続いても戦い続けるのを課せられている点では、かなり過酷で複雑です。
特に経営資源に限られている中小企業にとっては、
- お金のやりくり
とともに
- 人のやりくり
は避けては通れないポイント。
経営者は、目先の業績回復や劇的な勝利に酔いしれることなく
自社に足りない要素をどうやって補完していくかを常に冷静に考える
視点が必要です。
それにしても、あれだけの選手を揃えながら連覇できなかった王者巨人。
この点、ONを擁していたとはいえ、前人未到のV9の偉業を達成された川上哲治監督は本当にスゴイです。
日本シリーズの最中に亡くなられたのもなにかのめぐり合わせでしょうか。
ご冥福をお祈り申し上げます。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。