100年企業は業務の平準化で変化に柔軟に対応する
100年企業は業務の平準化で変化に柔軟に対応する
長くビジネスを続けていると好調な時もあれば、強い逆風が吹く時もあります。その際、変化に対してどう柔軟に対応できる企業体質なのかが問われます。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
運行再開に向けて動き出した最新鋭の飛行機ボーイング787。
全日空や日本航空の経営者も心待ちにしているかと思いますが、ある意味経営者以上に再開を待っているのは、航空会社のパイロットかもしれません。
というのも、最近の大型機の場合、機種毎に免許を取るため、787型機の免許を持ったパイロットは他の777型機や767型機の飛行機を操縦できない仕組みになっているからです。
つまり、787が運行を停止している間、飛行機だけでなく、パイロットも空を飛べなかったのです。
おそらく安全上の問題もあって、機種毎に免許を取るシステムが導入されているので、安易な批判はできません。
また、飛びたいのに飛べないことで、一番悔しい思いをしているのは当のパイロットの方々だと思います。
けれども、経営の効率化という観点から見ると、やはり、優秀な人材が働いていないのはもったいない状況です。
さて、今週、100年以上続く会社の経営者のお話を聞く機会がありました。
その中の1社で、1717年創業の長野県の老舗企業、本久ホールディングスさんでは
3人ひと組で、1人が他の2人の仕事を把握する
仕組みを導入されているとのことでした。
仕事によって、忙しい時期と暇な時期が異なります。
けれども、本久さんでは、この3人組の制度を使って業務の平準化を図っています。
また、この仕組みのお陰で、誰かが急に休んだり、退職しても業務が滞らない状況を実現されていました。
長くビジネスを続けていると好調な時もあれば、強い逆風が吹く時もあります。
その際、
変化に対してどう柔軟に対応できる企業体質なのか
が問われます。
お話を聞きながら「さすが100年企業はしなやかだなあ」と感じた次第です。
ところで、明日から10連休という方もおられるかもしれません。
場所や環境を変えると、よいアイデアが突然浮かんでくることがあります。
一方で、3月決算の会社では経理部門が仕事のピークを迎えますが、忙しい時こそ「どうすれば、もっと楽になるか」を考えるチャンスでもあります。
思いっきり遊ぶにせよ、集中して仕事に取組むにせよ、GWは経営者が頭を柔軟する時ですね。
それでは充実した週末をお過ごし下さい。
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