財務部長と激論!
財務部長と激論!
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「おととい副社長よりお話があった売上金と営業保証金の件ですが、もう一度ご検討いただけないでしょうか。」
「当社の監査法人から指摘されている事項なので、どうしようもありません。」
「今になって急に約束していた追加の営業保証金を入れないなんて・・・。」
「しかも来月の売掛金は既存の保証金と相殺するってどういうことですか?それじゃあ困るんです。」
「こちらにとっては資金繰り上、差引き3千万円のマイナスですよ。来月の材料費だって払えないじゃないですか。」
「いずれにせよ、当社としては既に決定したことなので、いくらお願いされても無理なものは無理です!」
「今日、社長はいらっしゃいますか。」
「朝から一日外出していて不在です。」
「そんな・・・ 」
これは、私が前職のベンチャー企業に勤めていた際、販売代理店である某上場企業の取締役財務部長と交わした会話です。
私にとっては大変苦々しい経験の一つです。
会社のビジネスモデルそのものは慶應義塾大学が関係するベンチャー企業のコンクール(SFC Entrepreneur Award)で第3位に入賞するなど、外部の方からも高い評価を得ていました。
しかし、受賞後1年も経たない内に資金繰りの状況は一変してしまいました。
今冷静になって振り返ってみると、資金繰りに関していくつかのターニングポイントがあったことが分かります。
1.投資家から資金調達をした時期
2.大型の受注獲得に成功した時期
3.売上金の回収を見込んでいた時期
来月に開催するセミナーでお話する内容の一つが、2億円集めた事業計画が2年で資金不足になった要因とは?
セミナーのタイトルは
「20年ビジネスを続けるための事業計画と業務提携契約セミナー」
です。
しかし、私の場合、実際には20年の十分の一しかビジネスを続けることができませんでした。
7年近く経ってようやく冷静かつ客観的に分析して、人前でもお話できるようになりましたので、ぜひ聞いていただければと思います。
ところで、私は来週でちょうど50歳になります。
20年後は70歳・・・・・。
はたして70歳になってもメルマガを書いているのでしょうか。
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