過去の実績に囚われすぎない
過去の実績に囚われすぎない
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
30年近く前、私が今でいう「就活」をしていた頃、昭和ヒト桁生まれの父は、
「どんな業種でもいいが、その業界のトップ企業に入れ!」
子供の実力も知らずに(笑)、随分と無謀なことを言っていたものです。
まあ、親にしてみれば、業界トップ企業=安定だったのだと思います。
さて、
日本航空
東京電力
オリンパス
エルピーダメモリ ・・・
いずれも、それぞれの分野におけるトップ企業ばかり。
しかし、ここ数年来の状況は皆様よくご存知の通りです。
物事を判断する際に大きな基準となるのが、過去の実績です。
けれども、今は長年積重ねてきた実績が今や一瞬にして崩れてしまう時代。
過去の実績に囚われすぎるのはかえって危険です。
「諸君はきのうの専門家であるかもしれん。しかし、あすの専門家ではない。」
小説「坂の上の雲」の中で、二○三高地の攻略にあたり、
乃木将軍に代わって指揮をとった児島総参謀長が居並ぶ幹部たちを
一喝した時の言葉です。
以前NHKで放送されたテレビドラマの中でも高橋英樹さん演じる児島総参謀長が、
いろいろ言い訳する部下に対して作戦の変更を命令する時に出てきました。
過去の成功が必ずしも未来の成功を約束している訳ではない
ことは頭の片隅には入れておきたいですね。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。