実りある契約交渉を進めるために
実りある契約交渉を進めるために
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
サッカー、ラグビーにアメリカンフットボール。
この季節、いろいろな球技の決勝が盛んに行われています。
12日には第50回となるラグビー全国大学選手権大会の決勝がありました。
対戦は過去15回の優勝を誇る早大と大会4連覇中の帝京大。
結果は41対34で帝京大が優勝、見事に大会5連覇を達成しました。
残念ながら負けてしまった早大ですが、1月13日の朝日新聞にちょっといい話が出ていました。
早大4年生の黒木選手は「今季、新チーム発足時から夏合宿まで試合出場を一切禁じられていた」そうです。
理由は、ズバリ「単位が足りなかったから」
早大のラグビー部では、現在の後藤監督が就任した時、「申請した単位のうち7割を取得できなかった部員は練習試合にも出さない」と決めていました。
そして、残念ながら黒木選手は3年生の時その基準に満たなかったのです。
20歳以下の日本代表にも選ばれている黒木選手はチームにとっては欠かせない存在。
勝利のためには是非とも試合に出したい選手です。
しかし、後藤監督は「決まりは決まり」ということで、ルールに沿って黒木選手を試合に出さなかったのです。
文武両道と言いつつも、伝統校になると試合に勝つことに対するプレッシャーは相当なもの。
その中で、ルールに従ってあえて有力選手を外すという決断を下した監督には敬意を表したいと思います。
ところで、会社においてもいろいろな交渉を行う際に、「どうしてもここは譲れない」といったものがあります。
しかし、一方で「なんとかこの技術を世の中に広めたい」といった要望や「今月中には売上を上げたい」といったプレッシャーがあります。
これらの複雑な要素が絡み合う中で、どうやって取引先と交渉を進めていったら良いのか?
来月2月7日(金)に開催する
の第二部は
「成功する契約交渉の必須ノウハウ」
業務提携契約専門行政書士 遠藤祐二先生が契約交渉に必要なスキルやマインドを分かりやすく教えてくれます。
契約というと難しいイメージがしますが、例えば、「申請した単位のうち7割を取得できなかった部員は練習試合にも出さない」というルールを決めてお互いにそれを守るというのも一種の契約です。
契約書の形式や雛型に囚われずに、どうやって実りある交渉を進めていくのか
というのは、あらゆる企業に共通する課題ではないでしょうか。
日々交渉に携わっておられる経営者の方は
にご参加いただければ嬉しく思います。
ところで、シーズン当初試合出られなかった黒木選手は「腐らず、学ぼうとした」
そして、12日の決勝戦には出場し、「最後にふさわしい試合ができた」という感想を述べています。
きちんとした教えは相手にもきっと伝わります。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。