ウルトラマンを泣かしたトラブル
ウルトラマンを泣かしたトラブル
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
- 赤字体質のビジネスモデル
- 危機感に乏しい放漫経営
- 経営陣による会社の私物化
- 繰り返されるお家騒動
- 大株主との意見対立
- 売上金の横領
- 海外進出の失敗 etc.
普通の中小企業だとどれか一つだけも会社が倒産しそうな項目ばかりです。
しかし、これらの問題が次から次へと噴出してもまだ倒産していない中小企業があります。
それは、ウルトラマンで有名な円谷プロです。
本屋に行った時に、題名にひかれて買った「ウルトラマンが泣いている」
円谷プロの六代目社長円谷英明さんが、僕らのヒーロー・ウルトラマンを翻弄した「大人の事情」について書かれています。
さすがに現在の円谷プロには創業者一族がいないそうです。
ただ、こんなにトラブルがあっても会社として倒産していないのはウルトラマンという強力なコンテンツがあったお蔭。
普通ならとっくに倒産しています。
本の「はじめに」で
今もウルトラマンを愛してくださる皆さんにとって、あまり知りたくないエピソードも含まれているかもしれません。
と著者自身が書いています。
そして、書かれている内容はウルトラマンやウルトラセブンを見て育った私にとっては、少なからずショックな出来事のオンパレードでした。
ところで、本の中では円谷プロがタイのチョイヨー・プロダクションとウルトラマンの海外における著作権を巡って争った事情についても触れています。
要は、ライセンス契約に関するトラブルがあり、最高裁まで巻き込んだ大ごとになっているのです。
来月10月17日(木)に開催する
の第二部では、「業務提携契約専門の行政書士」遠藤祐二先生が
ライセンス契約書の交渉ポイントとは?
についてとても分かりやすく解説してくれます。
円谷プロの経営者もこのセミナーに参加していたら、ウルトラマンの海外における著作権を守ることができたかもしれません。
難しいという印象が強いだけに経営者は契約書をついついなおざりにしがち。
しかし、事前にしっかり準備をすることで多くのトラブルは避けることができます。
のちのち経営権を手放す事態を避けるためにも、「契約書なんて面倒くさい!」という経営者の方にこそ、セミナーにご参加いただきたいと思っています。
ところで、私がウルトラマンシリーズでちゃんと見ていたのは「帰ってきたウルトラマン」まで。
「平成三部作」など最近のシリーズは見ていません。
昔はスッキリしていたウルトラマンが、なぜゴテゴテのスタイルに変わってしまったのか?
「ウルトラマンが泣いている」を読むとその裏事情も分かります。
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