安易な値下げは避ける
安易な値下げは避ける
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日は、事業を続けるための5つのヒントというテーマでセミナー講師を務めさせていただきました。
このセミナー、7月13日にも同じテーマでお話をしたのですが、ある限定商品の価格に関する参加者のご意見が前回と今回では真っ二つに割れました。
7月13日は「安い」
7月25日は「高い」
この限定商品の価格に関するケーススタディは、私が開催する他のセミナーでも時々使っています。
多くの場合、昨日のご参加者のように「高い」という反応が返ってきます。
けれども、7月13日にご参加いただいた方からは、「これだったら安いんじゃない」という反応だったのです。
そして、この限定商品、私がウェブサイトで見つけた時には、既に全数量完売していました。
つまり、セミナー参加者の中では少数意見であった「安い」と思う人が世の中には一定数いるという訳です。
商品やサービスを売り出す前には「周りの意見を聞いて」ということがよく言われます。
けれども、
自社の周りにいる人がその商品を欲しいと思っている見込み客であるとは限らない
というのも事実。
特に価格に関しては、必要のない人からすれば、3,000円だって高いのに対し、どうしても手に入れたい人にとっては300,000円だって安いと感じます。
300,000円をポンと出してくれる人にはなかなか出会わないかもしれません。
けれども、今月は、3,000,000円の売上を目標にした時、
3,000円×1,000個=3,000,000円
300,000円×10個=3,000,000円
数量の面から考えると、1,000個売るというのはかなり大変ですが、10個ならなんとかなりそうな気もします。
単純化すると、価格と数量の組合せで売上高は決まります。
その最適解を見つけるのは簡単なことではありません。
しかし、少なくとも商品価値の分からない人の意見に耳を傾けて、「3,000円は高いと言われたから1,000円に値下げしよう」と安易に値下げすることだけは避けることが大切です。
ちなみに、ケーススタディで使った限定商品の価格は17,640円。
どんな商品かを知りたい人はぜひ私の次回セミナーに参加して下さい(笑)。
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