出口を意識して入口に立つ
出口を意識して入口に立つ
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先日、某証券会社のコールセンターに勤める知人に話を聞いたところ、「朝からメチャクチャ忙しい!」とのこと。
このところの株価上昇を背景に株式投資を再開した人も多く、コールセンターの受付開始とともに問合せが殺到するそうです。
株の場合、理論的には、株価が上がっても、下がっても儲けるチャンスがあるのはご存知の通り。
けれども、多くの投資家にとって、株式相場への関心が高まるのは、圧倒的に株価が上昇する時ですね。
一方で、ヘッジファンドなどプロの投資家は、株価が下がった場合でもどうやって儲けるかを常にシミュレーションしながら動いています。
素人とプロの違いの一つが
出口を意識しているか、どうか
という点です。
株で言えば、プロの投資家は
上げ相場なら、いくらで買って、いくらで売るか
下げ相場なら、いくらで売って、いくらで買うか
という入口+出口を両方にらんで売買しています。
一方で、素人の場合、「儲かりそうだから、今買っとかなきゃ」とか、「今売っちゃうと、100万円がパーに・・・」というように、入口はあっても出口がはっきりしないために、結果的に損失を出しているケースが少なくありません。
これは、株に限らず、商品であっても同じです。
一番良いのは、販売先が確定してから商品を仕入れることです。
それが、難しい場合、
- もし、売れ残っても資金繰りに支障はないか
- 最大でどのくらいの値引きまでならOKか
を頭に入れつつ、商品を仕入れることが大切です。
商売の基本は、出口なくして、入口なしです。
ところで、私も塩漬けにしている株式がちょこっとだけあります。
株価もほとんどチェックしていないのですが、ひさしぶりに証券会社のホームページで資産状況を確認すると、含み損が消えていました。
やはり、素人投資家にとっては、株価は上がった方が気分がいいですね。
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