3月末を必要以上に意識しない
3月末を必要以上に意識しない
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
今月は30、31日が土日なので、実質今日が年度末ですね。
会社に勤めている時は3月末は、かなり特別な日でした。
決算の基準日であり、今期の目標の締め日であるため、他の月末よりもやるべきことが多いのです。
特に営業の数字が目標ギリギリという時はかなり焦りました。
この点、独立してからは3月末を以前よりも意識しなくなったように思います。
一つには、弊社が6月決算だということもあります。
しかし、もっと大きな原因は、数字の捉え方が変わったということにあります。
3月決算の会社の場合、今日契約できた500万円は今期の実績になりますが、契約が月曜日にずれこんでしまうと、残念ながら、今期の成績にはなりません。
このため、「なんとか今日中に契約を!」と悪戦苦闘していました。
けれども、今の関心は、500万円はいつ入金されるのかであって、今日契約であっても、仮に月曜日に契約がずれても、同じ4月末に入金されるなら今日の契約にはあまりこだわらないというスタンスに変わりました。
日本人はまじめなので、会計のルールに忠実であろうとする人がたくさんおられます。
このため、「この売上は今期に入るよね?」ということをすごく気にされます。
もちろん、銀行借入の際に重きをなすのが決算書であるため、決算書の数字がよくなるように頑張ることは大事です。
でも、会社を長く続けていくという観点に立つと、
売上の計上日よりも売上の入金日の方がより大切
です。
会計→資金繰りという順番ではなく、資金繰り→会計に頭を切替える。
私がいつもクライアントさんに申し上げているテーマです。
ところで、セミナーの準備も含めてペンディング事項がたくさん溜まってきました。
年度末でもあり、やるべきことの棚卸しだけは実施したいと思います。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。
Tag: 期末 決算書 売上の計上日 売上の入金日 資金繰り