経営リーダーの条件とは?
経営リーダーの条件とは?
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日の日経新聞。
「経営の視点」というコラムで、管理優先の手堅い経営者が増え、リスクを取って成長を目指す、革新的な経営者が減っていると指摘しています。
そして、求められる経営リーダーの条件として、次の5つを挙げています。
1.「自由な精神」の持ち主
2.「率先垂範」
3.「人間的魅力」
4.明快な「ビジョン」
5.「修羅場」の経験
なかなかハードルが高いですね。
コラムの中では、パナソニック、日本航空、ヤマト運輸など、日本を代表する大手企業のトップが事例として紹介されています。
けれども、先の5つの条件のうち、1~3の3つについては、多くの中小企業経営者が既にその条件をクリアしています。
「自由な精神」については、株主=経営者である会社では、かえって上場会社よりもしがらみがありません。
また、マンパワーが不足しているので、そもそも「率先垂範」せざるを得ない環境にあります。
そして、中小企業の経営者には「人間的魅力」のある方がたくさんおられます。
一方で、一つ飛ばして「修羅場」の経験。
これは、創業者である経営者はたいていその条件をクリアされています。
今は順風満帆であっても、「昔は資金繰りでかなり苦労した」「バブル崩壊の影響が直撃し」といったお話が一つか、二つ必ず出てきます。
この点で、やや気になるのが、「修羅場」を経験された経営者が、「次の経営者には自分と同じ苦労を味あわせたくない」とやや過保護になっているケース。
特に後継者が自分の親族である場合は、日頃は厳しい経営者も、やや甘くなる傾向があります。
さて、最後に残った明快な「ビジョン」
これについては、正解がないだけに、日頃から苦労されている経営者も多いのではないでしょうか。
ちょっと長くなりそうなので、これは次回にお話したいと思います。
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Tag: 経営リーダー 自由な精神 率先垂範 人間的魅力 修羅場の経験 明快なビジョン