東日本大震災から2年
東日本大震災から2年
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
2年前のあの日。
ちょうど山手線の電車から降りて新宿駅のホームを歩いている時でした。
2年前の3月10日の2時46分に自分がどこにいて何をやっていたのかは全く覚えていません。
けれども、3月11日の記憶は今でも鮮明に残っています。
私は「もしかしたら、このまま死んじゃうんじゃないか」と思った時が2回あります。
1度はフィリピンに駐在している時。
取引先の工場へ向かうべく、車に乗って高速道路を走っている時のこと。
いつもはスムーズに運転するドライバーの様子がなんだか少し変です。
右へ左へ蛇行を始め、時々路肩にもはみ出し始めます。
「大丈夫か?」と声をかけると、「OK,OK」と返事が返ってくるものの、心なしか目がうつろな気がします。
彼の地では薬をうっているドライバーがいるという話を聞いていましたが、まさにそんな感じです。
隣りを走っているトラックに何回かぶつかりそうになり、「やばい!」と大声を上げたことも・・・(汗)。
あの時の怖さは、今思い出しても冷や汗が出ます。
そのドライバーは即刻クビにしました。
ただ、その日の前まではまったく問題なかっただけに、その豹変ぶりにはびっくりした次第です。
そして、死を意識した2度目は2年前です。
大地が大きく波打ち、まともに立っていられないぐらいの大きな揺れが何度も続く。
フィリピンの場合は、1人の人間の豹変だったので、怖さを感じつつも、「これを打開するには、いったん車を止めて、会社では禁止されているが、自分で運転するか」と考える余裕がありました。
一方で、大地震。
自然の豹変ぶりに「このまま終わっていまうのかなあ」と一瞬茫然とし、心の底から「怖い」と感じました。
あれから2年。
幸いにも今日元気で生きていることのありがたさを噛みしめつつ、明日に向けて今やるべきことに集中していきたいと思います。
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