株高を支える地味な要因
株高を支える地味な要因
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「いやぁ~、制度が変わってほんと助かった」
先日あるクライアントさんをお伺いした時のこと。
今年から株の信用取引のルールが変わり、同じ担保を使って1日に何度も売買できるようになりました。
株式投資をやっておられるそのクライアントさんはデイトレーダーではありません。
しかし、ルールが変わったことで儲けるチャンスが確実に広がったのです。
「政権が変わったからというのもあるけど、やはり制度が変わったからというのも大きいんじゃないの?」
最近の株高に対するクライアントさんのご意見です。
さて、会社において上手くいっている事業にはそれなりの理由があります。
- デザインが斬新
- 価格設定が良かった
- 広告宣伝が上手くいった etc.
そして、各担当部署はどうしても「自分のところの施策が良かったので・・・」と主張しがちです。
今回も政府・自民党は「安倍政権になったから株も上がった!」と声高に主張しています。
しかし、株高も
信用取引のルール変更
↓
1日の売買回数の増加
↓
株式の流動性の増加
↓
株高を下支え
という背景があります。
会社では、声の大きい部署の主張が通るという傾向があります。
このため、持続的な成長を目指す経営者としては、
地味で目立たないけど確実に成果を上げている仕事をきちんと評価する
ことが大切です。
特に上手くいった時こそ、たまたま運がよかっただけなのに成功体験に引きずられることがあるので、気をつけたいですね。
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