天気予報と事業計画は外れる!
天気予報と事業計画は外れる!
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
成人の日に降った大雪。
東京も予想に反してかなりの積雪になりました。
気象庁が異例の謝罪会見をしたそうですが、確かに、前日から当日にかけて「東京23区では積もることはないでしょう」という天気予報を何回も耳にしました。
さて、会社が作る事業計画や売上見込。
残念ながらこれも大きく予想が外れることがあります。
特に起業したばかりのケースや新規事業の場合は、長年同じ事業を続けている場合と違って今までの知識や経験を活かせる要素が減るために、予想と実績が大きく乖離することも少なくありません。
この場合、私が重視しているのは
どういう考え方に基づいて事業計画の数字を作っているか
という点です。
きちんと市場や競合他社を分析して売上計画を立てている場合もあれば、「えいや!」という形でいい加減な数字を並べているケースもあります。
そこで判断するのは、
予想が外れた時に、この経営者はどういう行動をするだろうか?
ということ。
出来上がりどういう数字になるかというのはもちろん大事です。
しかし、今は高度成長期と違って、結果オーライにはならない時代。
どんなに緻密な事業計画を作っても予想だにしないことが発生して、計画通りの業績を上げるのは至難の技です。
事業計画の予想は外れるという前提に立てば、予想通りの結果が出ない時に
- なんとかしようと行動する経営者なのか
- 上手い言い訳だけを並べ立てる経営者なのか
によって、その事業が成功するか、しないかが決まってきます。
「目は口ほどに物を言う」と言われますが、「事業計画は占いほどに経営者を語る」という感じでしょうか。
ところで、時々はずれる天気予報。
私は降水確率10%の予報でもカバンには折りたたみ傘を入れています。
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