信金担当者とのQ&A
信金担当者とのQ&A
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「ピンポ~ン」
昨日の3時ちょっと前、事務所のチャイムが鳴りました。
ドアを開けると、「○○信金でこの地域を担当している□□です!」
信用金庫の担当者の飛び込み訪問でした。
今の場所に事務所を移ってから1年9ヵ月。
その間、金融機関の方が営業で来られたのは数えるほど。
6社ほどが入居しているこじんまりとしたオフィスビルですが、他の会社にも銀行や信用金庫の人が営業訪問しているのも見たことがありません。
私が銀行の支店で働いていた頃は「ローラー作戦」と称して、一定地域をくまなく訪問して新規先を獲得するということを時々やらされていました。
しかし、今はあまり流行でないのかもしれませんね。
さて、普段であれば、突然の営業訪問は原則お断り。
しかし、先日あるクライアントさんから資金調達のご相談を受けたこともあり、情報収集をかねて、信金の担当者と少しお話することにしました。
先方とのやりとりをQ&A風にまとめると、以下の通りです。
Q:××区に本店登記をしている場合、融資の対象となりますか?(信金の場合、対象地域を外れると取扱ってもらえないことがあり)
- A:実質的な稼動部隊が△△市にあっても、本店が××区なら大丈夫です。
Q:新たに店舗を出す場合、設備資金として検討してもらうことは可能でしょうか?
- A:最終的には決算書や事業計画を見てからの判断になります。ただし、最初のご融資は原則信用保証協会付での対応です。プロパー融資は最初の取引実績を見てからとなります。
Q:必要な書類がすべて揃った時点から融資が決定するまでどのくらいの時間がかかりますか?
- A:やはり、1ヵ月ぐらいはかかります。保証協会での審査にどのくらいかかるかにもよります。
Q:貸出期間は?
- A:運転資金だと7年ぐらいまで、設備資金だと10年が一つのメドとなります。
こちらも決算書など会社の数字を一切見せない形での質問だったので、先方の回答もやや一般論に終始したきらいはあります。
けれども、まずは信用保証協会付からという点、やはり金融機関は保全第一というスタンスであることを改めて認識した次第です。
さて、一通り質疑応答が終わった後、「ちょっと5分ほどお時間はよろしいですか?」と断ってから、弊社の推奨している資金繰り表作成ソフトについて、先方に説明させてもらいました。
すると、先方は「これはなかなか良さそうですね・・・」とまずまずの反応です。
しかし、資金繰りソフトの名前は「銀行さん」!
「信金さん」でお客様に推奨してもらうには改名が必要かもしれません。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。