経営者を3つのタイプに分類して、仕事を切り分けする
経営者を3つのタイプに分類して、仕事を切り分けする
創業者にせよ、二代目にせよ、事業を長く続けている経営者に共通するのは、自分とは違うタイプの人と一緒に組んで仕事をしていること。苦手なことにも挑戦することは必要ですが、経営者の場合、苦手の克服に時間をかけすぎるのは問題です。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
日々いろいろな経営者の方に接していると、一口に経営者と言ってもいろいろなタイプがあることを感じます。
あえて、3つに分類すれば
- 職人型
- 発明型
そして、
- 管理型
です。
まず、職人型経営者。
ご自身のやっている仕事が大好きで、最初から最後まで何でもやってしまうタイプです。
自社の商品に強いこだわりを持っておられるので、頑固な方が多い気がします。
次に、発明型経営者。
いろいろなアイデアを次から次へと思いつき、ビジネスモデルを構想するのが得意なタイプです。
その発想力に多くの人が魅了されますが、反面、思いついた時点で本人の興味が失せることもあり、なかなかビジネスとして具体化しないことも・・・。
そして、管理型経営者。
仕事を着実にこなしていくことに長けており、多方面にわたって目配りができるタイプです。
安定した姿勢は人に安心感を与えますが、時には面白みに欠けるという側面もあります。
それぞれに長所、短所があり、
職人型経営者だと、ご本人のパフォーマンスは凄いけれど、周りの社員がなかなかそのレベルについていけない
発明型経営者だと、幅広い興味を持っているので、外から見た時に、何をやりたいのかが分かりにくい
管理型経営者だと、管理のやり方によっては、せっかくの勢いがそがれてしまう
というケースがあります。
創業者の場合、強烈な職人型や発明型であることが多く、会社が成長する過程において、マネジメント力を身につけることで、事業を続けておられます。
一方で、二代目、三代目の経営者の場合、猛烈に働く創業者を見ているので、管理型を多少なりとも意識されておられます。
そして、創業者にせよ、二代目経営者にせよ、事業を長く続けている会社に共通していることは
自分とは違うタイプの人と一緒に組んで仕事をしている
ということです。
人には得手不得手があります。
苦手なことにも挑戦することは必要ですが、経営者の場合、苦手なことの克服に時間をかけすぎるのは問題です。
弊社の場合で言えば、私が管理型であるのに対し、取締役は典型的な職人型。
ここ数年で取締役が本格的に仕事に取組み始めてから、会社としての仕事の幅が広がってきました。
まずは、自分の得意なことを自覚すること。
そして、得意でないことは、誰かと組むことでクリアすること。
中小企業においては、経営者が一番力を発揮できる状況を作ることが、事業を長く続けていくための鍵を握っています。
経営者が完璧である必要はありません。思い切って手放すことで、広がることがあります。
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