情報の理解度を定期的に確認する
情報の理解度を定期的に確認する
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「Y先生の授業にはいつもドキドキしていた」
昨晩は高校1年生の時の同窓会がありました。
高校を卒業してからは33年。
その間、全体の同窓会は2回ありましたが、全員が参加している訳でもないので、何人かは本当に30数年ぶりの再会でした。
たまたま、現代国語を教えていたY先生の話題になり、友人の一人が、「あの授業は本当にすごかった!」と熱く語り始めました。
一方、ある女性は「なんだか難しくてよく分からなかった・・・」と告白。
Y先生の授業に感動した彼は今学生相手に文学を教える大学教授になり、Y先生の授業がつまらなかった彼女は現在お医者さんとして活躍中。
同じことを伝えても、ある人にとっては、その後の人生を左右する大きな教えになり、ある人にとっては、単なる過去の思い出の一つという結果になる。
高校の先生はユニークな先生が多かったのですが、人によって影響を受けた先生がそれぞれ違うというのは33年ぶりの新発見でした。
ところで、会社においても経営者や上司からいろいろな教えが伝えられます。
しかし、その教えを受ける社員の受取り方は様々。
「会社にとっては売上が大事だ!」と伝えても、売上→利益→キャッシュという本質をつかんで、売上が大切な意味を理解する人もいれば、「とりあえず売上さえ上げればいいんだ」という浅い理解のもと、採算を度外視して売上の数字を作ってしまう人もいます。
高校の場合は、定期試験で授業の理解度を確かめることができます。
しかし、会社の場合は決算を締めてみて初めて「なんでこんなに儲けが少ないの?」と驚く状況も少なくありません。
人によって情報の受取り方は様々である
というのを前提にして、
伝えた情報の理解度を定期的に確認する
というのは会社経営においても大事。
伝えた後のフォローアップがポイントです。
ところで、Y先生の授業。
文学的な要素が多分にあったので、私にとってはつまらなくはなかったけれど、理解するには少々骨が折れました(苦笑)。
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