ひとりよがりのUSP
2013.07.23
カテゴリ：マーケティング
ひとりよがりのUSP
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
Melts in your mouth, not in your hands.
お口で溶けて、手で溶けない。
世界で最初のUSP(Unique Selling Proposition)と言われるM&Mチョコレートのキャッチコピーです。
色取りもカラフルなM&MチョコレートのUSP＝他にはない独自の売りの提案は、「チョコレートを食べる時、手がべとつくのが嫌だ」という消費者のお悩み解決でした。
この話は有名なので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
昨日参加したfacebook集客実践会では、このM&Mチョコレートを日本で売り出した時のキャッチコピーを教えてもらいました。
それは、7つの色のチョコレート！
残念ながらそのキャッチコピーではあまり売れなかったそうです。
たしかに、カラフルなチョコレートは特徴的です。
けれども、消費者の気持ちには響かなかった・・・。
昨日の講師の先生によると、こういうのはひとりよがりのUSPと言うそうです。
会社は日々いろいろなメッセージを発信しています。
そのメッセージがストレートに相手の心に届き、爆発的に商品が売れることもあれば、商品はいいのになかなか売上が伸びないことも少なくありません。
会社が発するメッセージが「オマエ、それっ、ずれとるやないか！」になっていないかどうか。
蒸し暑い日が続いても、一歩下がって冷静に見る目は忘れずにいたいですね。
ところで、子供の頃、私にとってカラフルなチョコと言えば、明治のマーブルチョコレートでした（笑）。
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