業務委託料の金額妥当性の判断基準
業務委託料の金額妥当性の判断基準
業務委託料の金額が妥当かどうかを判断する基準の一つは、余人をもって代えがたいかどうか。依頼者が「だいたいこんなイメージなんだけど」といった発注する場合、人によって成果物に大きな差が出ます。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「この10万円ってどう思う?」
先週ある経営者の方と打合せしている時のこと。
その経営者の会社では、別の会社の管理業務を受託し、
・会計ソフトへの入力
・給与計算
・毎月の経費支払
をやっています。
顧問税理士の先生と協力しながら、主にアルバイト社員が業務を行っていますが、
「毎月もらっている業務委託料105,000円ははたして妥当な金額か?」
というのが話題になったのです。
あなたはどのように思われるでしょうか。
営業と違って、人事、総務、経理、財務といった
いわゆる管理系の仕事は評価する方も、評価される方も難しい
と言うのが正直なところ。
依頼する側からすれば「安ければ安いにこしたことはない」のは事実。
一方で、価格が安い場合には品質、期限といった面で多少難があるケースもあり、一概に「安ければいい」ということにはなりません。
そこで、その経営者の方にお示しした判断基準の一つが
余人をもって代えがたいかどうか
ということ。
単純な入力作業であれば、慣れれば誰でもできる仕事です。
一方で、例えば、銀行に行って振込するということになると、仕事自体は単純なものであっても、お金がからむだけに、やはり信頼のおける人でないと頼みづらいのではないでしょうか。
また、経営者向けの管理資料を作るといった場合、
- 経営者はどういう数字を知りたいのか
- その数字を分かりやすく表すためにはどんなデータがいるのか
- 資料を作るのに毎月どのくらいの時間がかかるのか
といったことを創意工夫できるかどうかもポイントになってきます。
もちろん、依頼する側が「こういう資料をこのように作って」と、こと細かに指示する場合は単純作業になります。
しかし、依頼者が「だいたいこんなイメージなんだけど・・・」といったような発注をする場合、人によって成果物に大きな差が出ます。
この点、どのくらいの業務量かといったボリュームだけでは単純に割り切れない部分です。
仕事の伸びしろをどう評価するか
経営者の目利きが問われるポイントです。
実は、打合せの際にもう一つ判断基準をお示ししたのですが、それは別の機会にお話したいと思います。
キャッシュフロー経営の実践チェックリスト100
★「キャッシュフロー経営の実践チェックリスト100」は「こちら」をご覧下さい。
★下記のフォームにお名前とメールアドレスをご登録いただければ、最新発行分より「超キャッシュフロー経営通信」【UCF】をお送りさせていただきます。ぜひご登録下さい。