就職人気ランキングに囚われない
就職人気ランキングに囚われない
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先週の土曜日、学生時代の同期会がありました。外交官を目指して一緒に学んでいた仲間です。
私を含めて6名が集まり、現役の外交官が一人。
その他、大学の先生から銀行員まで、多士済々なメンバーが集まり、たいへん楽しい一時を過ごすことができました。
銀行員の友人によると、「今は欧州の銀行が業務を縮小しているので、プロジェクトファイナンスなどの案件がバンバンと持ち込まれている」とのこと。
このため、海外の案件では、邦銀のプレゼンスが相対的に高くなっている模様です。
しかし、一方で社内には人材が不足しており、上手く案件をこなし切れていないという実態も。
別の友人曰く、「今儲かっているからと言って勘違いしてはダメ!」
このやりとりを聞いていて思い出したのが就職活動している頃のこと。
私は外交官試験に失敗し、会社訪問をしていました。
当時学生の間では銀行の人気が高く、どの銀行を訪問しても「日本の銀行は世界でNo.1である」という自信に満ち溢れていたのです。
けれども、その後のていたらくは皆様もご存知の通り。
たとえ、表面的に収益が上がる、資産が大きくなることで、絶好調に見えても中味が薄っぺらだとすぐに業績は悪化します。
今月から就職活動が本格的に始まりました。
学生はどうしても知名度や就職人気ランキングといった表面的なものにとらわれがちです。
でも、その責任の一端は企業側にもあります。
会社の土台をしっかりと築き、それを対外的にもきちんと伝えていく。
これは我々が果たすべき役目の一つですね。
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