売上高総利益の感覚のズレ
売上高総利益の感覚のズレ
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨日開催しました、「IT・営業・財務の3大経営課題解決セミナー」には、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
懇親会が終わって、帰宅した後、撮影したビデオを見て反省会を実施。
事前に練習していた時にはケーススタディのところを、さらっと説明して時間ぴったり!
しかし、本番では「もう少し時間がありそうだ」ということで、用意していたケーススタディを3つともお話しました。
でも、ビデオで見ると、ちょっと盛り込みすぎという感じです。
聞いていただいた方にはかえって分かりづらかったのではと反省、次回は改善したいと思います。
さて、商品を仕入れたり、製造したりする際に出てくるのが、
売上原価
しかし、売上原価の中味をよく見ると
- 材料費
- 外注費
- 仕入高
といった費用の他に、
- 製造に関わっている人の人件費
- 仕入や製造に関わる諸経費
などが案分されて盛り込まれています。
その結果、かえって
商品を1個売ったらいくら儲かるのか
が分かりづらくなっている場合があります。
この点、多くの経営者が商品1個当りの儲けを肌感覚で分かっているのに、決算書や試算表を見ると、「売上高-売上原価=売上高総利益」の数字との間で感覚のズレが生じる結果、かえって混乱することがあります。
要は、盛り込みすぎたためにかえって分かりづらくなっているということです。
昨日のセミナーでも少しお話したのですが、経営者が数字を考える上では、
経理や会計のルールにあまり囚われすぎない
ということも大切。
もし、自社の決算書の数字を見て、「どうも自分の感覚と合わないんだけれど・・・」と感じたら、勘定科目の中にいろいろなものが盛り込みすぎている可能性があります。
特に売上原価の場合、会計上は盛り込むけれど、入れたがために、かえって訳が分かりづらくなっている費用が多いです。
その場合は、余計なものをそぎ落とし
商品の個数に連動する費用はどれか
を見つけることがポイントです。
実は、私のコーチの方にセミナーのプレゼン資料を事前に見てもらった時、「50分にしては、ちょっと盛り込みすぎかなあ・・・」というコメントをもらっていました(汗)。
もう少し、シンプルさを追求します。
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