資金使途の理解は資金繰りを回す第一歩|キャッシュフロー経営実践講座

資金使途の理解は資金繰りを回す第一歩|キャッシュフロー経営実践講座

資金使途の理解は資金繰りを回す第一歩

資金使途の理解は資金繰りを回す第一歩

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

銀行交渉では資金使途をハッキリさせる

「今月はもうおこづかいがないので・・・」

飲み会に行こうという話になった時、ある先輩の言葉にちょっとびっくり。


その先輩、もらった給料はすべて奥様が管理し、毎月3万円のおこづかいをもらって、やりくりされていました。

このため、おこづかいが足りなくなると、「今度会社の飲み会があるので、追加で1万円を」というように、何にお金を使うかを奥様に言わないと、飲みに行けなかったという訳です。


当時、私は結婚前だったのですが、結婚しても先輩のようなおこづかい制だけはいやだと思い、今でもそれだけは死守しています(笑)。


会社においても、経営者は

お金を何に使うのかについて、他人にはとやかく言われたくない

のではないでしょうか。


経営者が100%出資のオーナーで、かつ、無借金経営であれば、何にお金を使おうがうるさく言う人はいません。

しかし、銀行から借入する場合、資金使途をはっきりさせないと必要なお金が借りられません。


この点、お金を貸す側からすると、

  • 一時的なつなぎ資金
  • 納税や賞与のための決算資金
  • 機械や工場に投資する設備投資資金

などは比較的分かりやすいのですが、これが、

  • 経常運転資金
  • 長期運転資金

になってくると、「そのお金って何に使うのか?」がだんだん曖昧になってきます。


特にまだ収益力が低い状況の時、

本来であれば長期借入金として少しづつ返済していきたいが、銀行が短期でしか貸してくれない

ということがよくあります。

この場合は、返済計画自体にそもそも無理があるので、常に次の借入を意識しておかないと資金繰りが回りません。


資金使途は返済計画と密接につながっています。

他人には口出しされたくない資金使途ですが、

借りたお金を何に使うのかをきちんと理解することは、資金繰りを回すための第一歩

です。


ところで、先の先輩の場合は、自分で稼いだお金なのに、足りない時にいちいち資金使途を言わなければならないという大きな矛盾(?)があります。

まあ、資金使途をよく吟味してお金の動きをコントロールするのは有効な方法ではあるのですが・・・。


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Tag: 資金使途 運転資金 設備資金

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