営業やマーケティングという言葉の真意を読み取る
営業やマーケティングという言葉の真意を読み取る
営業という言葉を使うにせよ、マーケティングという言葉を使うにせよ、大事なのは、商品が売れる仕組みを常に考えて、実行しているかです。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
「とにもかくにも営業!」
先日あるベテラン経営者の方から叱咤激励されました。
営業して、売上を上げて、利益を残す。
なんやかんや言ってもこのサイクルを回せないと、会社は成長しないという訳です。
ただし、この場合の「営業」は何も「1日100社、足で回って稼いでこい!」という営業ではありません。
実際、冒頭の経営者の会社はホームページを上手に活用して、自社に合ったお客さんから定期的に受注することに成功されています。
つまり
- 営業=売り込み
ではなく、
- 営業=売らずに買ってもらう仕組み
です。
こうなってくると、「マーケティングの理想は販売を不要とすること」と定義したドラッカーの言葉の使い方と矛盾するかもしれません。
しかしながら、営業という言葉を使うにせよ、マーケティングという言葉を使うにせよ、大事なのは
商品が売れる仕組みを常に考えて、実行しているか
ということです。
言葉の定義は人によって違います。
このため、聞き手が固定概念に囚われて、言葉尻だけ捉えると、要らぬ誤解が生れます。
これは、私の推測ですが、先のベテラン経営者は、ご自身でも、また、社員に対しても「マーケティングが・・・」と伝えるよりは、「営業を頑張れ!!」と言った方がしっくりくるのだと思います。
インターネットの普及もあり、以前より情報レベルでの知識はかなり増えています。
けれども、その結果として、言葉によっては、社長の意図する真意がそのまま社員に伝わらないことがあります。
その場合は、やはりフォローアップが必要。
「とにもかくにも営業!」という言葉を真に受けて、朝早くから夜遅くまで確度の低いお客さんばかり100社訪問しても、時間のムダ。それこそ働き方改革の対象項目です。
自分の出した指示や過去に発言したことが、社員には違った形で伝わっていないか、社長は定期的にチェックしましょう。
多くの社員は物事を点で捉えるので、意外と「あの一言をそんなふうに考えていたの?」ということが見つかるはずです。
★社長の真意を正確に伝えるためには「こちら」もご参照ください。
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