社長交代を明治維新の視点から考える|キャッシュフロー経営実践講座

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社長交代を明治維新の視点から考える

社長交代を明治維新の視点から考える

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

社長交代を明治維新の視点から考える

最近読み終えた本が「明治維新という過ち」(原田伊織著)。

新聞にも時々広告に出ていたので、前から読もうと思っていたのですが、なかなか機会がなく、今回文庫化されたのに伴い、ようやく読むことができました。


詳細は割愛しますが、一言で言うと、「多くの日本人が抱いている明治維新の姿は正しいものか」を検証している内容です。

勝てば官軍

政権交代があった時に、自分の方が正しいと主張するために、勝者は負けた方を悪く言うのは古今東西どこでも同じです。


石田三成は官僚的で人としての器が小さい。

そんなイメージを多くの人が持っているのは、彼が関ヶ原の合戦で徳川家康に負けたからというのも一因です。

逆に明治維新では、徳川幕府から薩長土肥中心の新政府に変わったために、徳川方のやり方が否定されるのは、ある意味当然の流れなのかもしれません。

いずれにせよ、政権交代があった後は、勝者の側の主張が前面に出るのは避けられないところです。


これに対して、会社で社長の交代があった時はどうでしょうか。


多くの中小企業では前社長が自分の後任を指名します。

このため、新社長は前社長のやっていたことを公然とは批判しづらいのが普通です。

特に前社長が会長に就任して、にらみを利かせている間は、表向きは社長に権限があるけれども、実質的に会社をコントロールしているのは会長だという会社も少なくありません。


したがって、前任者が不祥事で辞任した場合や業績不振の責任を取って辞めたケースを別にすると、「社長の交代=路線の大転換」とはならないのではないでしょうか。


幕末と違って情報化が進んでいる現代では、「今までのやり方はすべて間違いでした」と主張しても、ちょっと注意して見ていれば、「本当にそうだろうか?」と疑問を挟むことができます。

一方で、前任者が「今まではこのやり方で上手くいった」と言っても、会社を取り巻く環境が劇的に変化している中、従来の成功体験がそのままでは通用しなくなりつつあります。


だから、社長が交代する時は、

全否定でも全肯定でもなく、何をそのまま引継ぎ、どこをどう変えていくのか

を明確にする必要があります。


その際のポイントは

会社の経営理念に立ち返って見直す

ことです。

つまり、普段行っている日常業務よりも一つ上のレベルで考えて、変えるべきものと続けていくものを仕分けするという姿勢が大事です。


「あり方」はしっかり定まったものであれば、それほど変わるものではありません。

けれども、「やり方」は時代の変化に応じて柔軟に対応すべきです。


社長交代であれ、政権交代であれ、混乱はつきもの。

けれども、今議論しているのはどのレベルの話なのかをハッキリさせないと、必要以上の混乱を招きます。


価値観が多様化している現在において、同じ目標に向かって皆で走っていくにしても、意見がまったく同じということはありません。

そして、一見正反対に見える考え方であっても、突き詰めていくと、実は同じところを目指しているということがあります。


たとえ、以前のやり方や考え方に問題ありと感じたとしても、会社の経営理念に合致しているものは、しっかりと引継いでいく

個人レベルではなく、法人としてどうなのかを常に見極めることができれば、社長が代々変わっても、息の長い安定した会社になっていくのではないでしょうか。


会社の経営理念を見つめ直す際には「こちら」が有効です。


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Tag: 社長交代 明治維新 経営理念

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