会社の成長を方程式で定義すると
会社の成長を方程式で定義すると
会社の成長を方程式で定義すると、「経営者の成長×社員の成長=会社の成長」。経営者の成長スピードに社員が追いついていけないと、全体のバランスが崩れて、かえって成長の妨げになります。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
会社が成長していくためのポイントは何だと思われるでしょうか?
今週参加したフォーラムでもいろいろな意見が出ていました。
その話を聞いて、私になりに考えをまとめると、
経営者の成長×社員の成長=会社の成長
となります。
まずは経営者の成長。
これは、オリックスのシニア・チェアマンである宮内義彦さんも、「会社は経営者の才覚が天井になるので、経営者自身が成長できるかどうか」が鍵を握っている旨、強調されていました。
宮内さんによれば、「自社のことをよく分かっているだけでは50点」で、「自社はどんな立ち位置にあるのか、世の中の動きと齟齬がないかを常にマクロの視点でも捉えられるように勉強が欠かせない」というご指摘でした。
そして、もう一つは社員の成長です。
人づくりで表彰された中小企業の経営者は三代目の社長さん。
先代の急死を受けて社業を引継いだものの、社内は先輩社員ばかりで最初は苦労されました。
そして、ある時、5年後、10年後に社員が何歳になっているかというシミュレーションをした時、高齢者ばかりの会社になるという事実を改めて知って、愕然とされました。
そこからは、周囲の反対を押し切って、新卒の採用や教育に力を入れることを決意。
今では職業訓練校でも同じカリキュラムが導入されるなど、社員が自ら成長するモデルを確立されています。
まずは、経営者が広い視野を持って、次の一手を的確に打てるよう努力することは必要です。
しかし、経営者だけが頑張っても、やはり限界があります。
経営者が立てた経営戦略に基づいて、社員が日々自立的に動けるかどうか。
特に人材が不足しがちな昨今の場合、一人ひとりの社員がどのくらいのスピードで成長できるかが、次の限界突破の鍵になります。
経営者の成長×社員の成長=会社の成長
会社の成長は二つの要素の掛け算なので、片方だけが大きくてもダメ。
経営者の成長スピードに社員が追いついていけないと、全体のバランスが崩れて、かえって成長の妨げになります。
また、勉強熱心な経営者の方に限って、社員の成長に関して自分の成長ほどには関心を払っていないこともあります。
弊社でも、社員が3倍速で成長してくれたお蔭で、会社の成長スピードが格段に上がったのを実感しています。
経営者も社員も成長してこその会社の成長
言葉にしてみると、当たり前のことですが、案外言うは易し、行うは難しです。
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