第三者の目を経営に活かす
第三者の目を経営に活かす
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先日私と取締役の二人でお会いした経営者の方が、弊社のことをブログに書いていただきました。
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弊社について書いていただいたブログはこちらです。
現在、取締役とは役割分担しながら仕事を進めていますが、来月から始める新しいプロジェクトでは同じクライアントさんに対して共同でサポートさせていただく予定です。
概要がほぼ固まってきましたので、来週には正式に発表したいと思います。
さて、先のブログ記事のように、第三者の方に自分たちのことを書いてもらうと、「お客様からはこのように見られているのかも」ということが分かります。
私も以前にある企画で取材を受けて、弊社の仕事内容について記事にしてもらったことがあります。
その時分かったのは、
自分にとっては当たり前のことでも、人から見れば当たり前でないことがある
ということです。
例えば私の場合、銀行に勤めていた時に、現金が10円合わないだけで支店中のごみ箱や机の下を探して大騒ぎになったという経験をしました。
このため、数字が1円でも違っていると、気持ち悪くてしょうがありません。
けれども、世間一般で言えば、100円ぐらい現金が合わないことはよくある話です。
ある時、飲食店を経営しているクライアントさんと顧問税理士の先生と一緒に打合せしていて、「このお店は現金違算が少ないですね」と先生が関心しているのを聞いて、驚いたことがあります。
なぜなら、その先生は超細かいことまで気がつく方。
その分、たとえ税務調査が入ってもほとんど何も問題が出ないというぐらい、きちんとされている先生です。
なのに、多少現金の数え間違いや渡し間違いがあるのは当たり前と思っておられることに「えっ、そうなの?」と、ややびっくりしたのです。
税理士の先生からすれば、税金の計算が100円違っていたら、それは許されないことです。
一方で、現金違算が100円あっても、それが税金の計算に影響しなければ、ほとんど関心がありません。
でも、レジの現金が間違っていることは、もしかすると、社員が何か不正を冒している兆候かもしれません。
また、最初は単純なケアレスだったとしても、会社が何も注意しなければ、ある時魔がさして社員が悪さを行うことにつながることもあります。
いずれにせよ、人によって、それぞれ関心が違います。
ある人にはまったく問題ないことであっても、別の人からすれば、リスクの大きいことに見えるケースがあります。
また、自分にとっては常識であっても、人から見ると「そんなことをできる人はめったにいませんよ!」ということも少なくありません。
会社の魅力もリスクも中にどっぷりと浸っていると、意外と分からないものです。
できれば3ヵ月毎、難しければ半年に1回でも
第三者から会社を見てもらって気がついた点をざっくばらんに指摘してもらう
のは、会社として必要なプロセスです。
特に中小企業の場合、社外取締役がいる訳でもなく、監査役もその本来の機能を果たしていることはまれです。
素敵な魅力が埋もれてしまうのはとてももったいないし、潜在的なリスクが秘かに増大するのは絶対に避けたいところ。
あなたの会社では第三者の目を活かす仕組みはあるでしょうか?
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