会社の数字は1取引毎の積み重ね
会社の数字は1取引毎の積み重ね
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
今日は9月30日。
9月決算の会社はもちろんのこと、3月決算の会社にとっても半期の締めということで一つの区切りですね。
銀行に勤めていた時もいろいろな目標が半期毎に決まってました。
このため、「今日までにいくら貸出するのか?」「定期預金の末残は?」「今期中に何社新規開拓できたのか?」など、いろいろな数字を締めるのが今日。
つまり、9月末というのは同じ月末の中でも特別な1日だったのです。
ところで、先日参加した会計のセミナーで講師の先生が、「1取引毎にバランスシート(貸借対照表)ができます!」という話をされていました。
例えば、原価30万円の商品を100万円で掛け売りしたという取引が成立したとします。
この場合、
資産は
売掛金:100万円-棚卸資産:30万円=+70万円
負債及び資本は
利益剰余金:100万円-30万円=+70万円
という形でバランスします。
すなわち、期末という特別な日でなくても、会社として活動している以上、つねに数字を締めることは可能なのです。
起業してからはサラリーマン時代に比べると期末というのを意識しなくなりました。
一方で、1日毎の数字や1取引毎の数字というのをより意識するようになりました。
10月1日になっても、9月30日まであった借金がゼロになる訳でもなく、今日まで積み上げた利益が突然なくなる訳でもありません。
期が変わって気分を一新することはできても数字を一新することはできないのです。
20年ビジネスを続けていくためには、長期的なビジョンに加えて1取引毎の積み重ねが大切だと最近改めて痛感しています。
さて、そうは言っても期末が週明けの月曜日というのは、やはりバタバタと慌ただしいですね。
私も今日の課題にしっかり取組みます。
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