売上予想が外れるには理由がある
売上予想が外れるには理由がある
月次の数字をチェックする場合は、いくつか観点を決めて要因を数字できちんと検証することがポイント。予算管理で数字が目標に行かなかった時は、「どうして目標が達成できなかったのか?」をきちんと検証しましょう。
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
今日から3月スタート。
毎年感じることですが、たった3日短いだけで「2月はあっと言う間」ですね。
飲食店やスーパーなど日銭の商売では、3日の違いが月次の売上高に反映されるので、どうしても2月の売上高は落ち込む傾向にあります。
一方で、スーパーや百貨店などは2月決算の会社が多いので、決算セールや期末大売出しを行って2月の売上高を増やそうと努力します。
この場合、2月の売上高を分析しようとすると、
- 日数による影響はどうか
- 決算セールの効果はどうか
といった2つの観点から見る必要があります。
予算管理で数字が目標に行かなかった時、
「どうして目標が達成できなかったのか?」
をきちんと検証する必要があります。
例えば、「2月は日数が少なかったので・・・」という理由だったら、最初に予算を作る段階で2月は日数が少ないということを考慮していなかったのかということが問題になります。
もちろん、「例年より寒い日が続いて客足が思ったより伸びなかった」というように、会社だけではコントロールできない要因で売上高が変わることはよくあります。
けれども、よく調べてみると「1回大雪は降ったが、平均気温は例年並みだった」ということも少なくありません。
人はどうしても感覚的に物事を判断しがち。
特に目標の数字が達成できずに言い訳をする時には、なんとなくもっともらしい理由を考えつく傾向があります。
月次の数字をチェックする場合は
いくつか観点を決めて要因を数字できちんと検証する
ことがポイント。
理由の後付けは、次へとつながる芽をつんでしまいます。
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