事業計画における再現性
事業計画における再現性
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先日のゴルフで石川遼選手が2年振りに優勝しました。
人気者だけになかなか勝てないプレッシャーも相当だったのでしょうか、プレーを終えた後の涙が印象的でした。
それにしても、1勝もできない選手も多い中、史上最年少での10勝到達は立派ですね。
さて、石川選手のようなプロゴルファーがティーグランドに立った時、最初に確認することは何でしょうか?
プロの場合、まず確かめるのが、
グリーン上のカップの位置
です。
ゴルフは上がってなんぼのスポーツ。
300ヤード飛ばしても、50cmのパットを外しても1打は1打です。
プロの場合、最後はグリーン上での勝負となるため、今日のカップがどこに切ってあるかによって戦略が違ってきます。
カップが二段グリーンの奥にあれば、グリーンの手前に乗せるとバーディーを取るのは難しい。
第2打でカップの近くにできるだけ乗せるには、フェアウェーの真ん中より右目がベター。
すると、第1打はあの木を越えて・・・・・。
このようにプロゴルファーは
カップの位置から逆算して最初にどこを狙うのかを決める
訳です。
一方、私のようなアマチュアはどうか。
ティーグランドに立つと、キャディさんには「左がOBなので、あの木の右目を狙って下さい」と言われます。
もちろん、私の場合は、狙い目通りに打てる腕はありません(汗)。
そして、仮に運よく思い通りに打ててパーがとれたとしても、それは単なるラッキーでしかありません。
つまり、再現性がないのです。
もちろん、プロでもミスショットはあります。
林の中に打ち込んだり、時にはOBを出すことも。
けれども、プロの場合は常にゴールから逆算してプレーしているので、仮にボギーになっても、それは次につながる一打になります。
実は
事業計画
についても同じようなことが言えます。
会社経営ではすべての経営者はプロフェッショナルでなければなりません。
この点、事業計画においても再現性のあるものである必要があります。
すなわち、
たとえ計画通りに行かなくても次へとつながる事業計画
を作るということです。
そのためにはどうすればよいか。
私がお薦めしているのは、ズバリ
下から決める
です。
そこで、次回は、
事業計画を作る際、「下から決める」とはどういうことか
についてお話したいと思います。
ところで、石川選手が優勝を決めた18番ホール。
2番手の選手が追い上げていたので、彼は第2打を果敢に攻めて、池越えのショットを打ちました。
その結果、ライバルよりもカップに近い位置に見事2オン!
優勝をぐっと引き寄せました。
池越えのリスクをものともしないプロらしいショット。
私なら確実に池ポチャです(苦笑)。
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