資金繰りと時間の感覚
資金繰りと時間の感覚
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
昨晩は1年ぶりに学生時代の同期会がありました。
毎年この時期に開催しており、今回は対象者20名中10名の出席。
海外勤務の人や地方に住んでいる人もいるので、まずまずの出席率です。
銀行からメーカー、マスコミなど勤務先はそれぞれバラバラ。
しかし、久しぶりに会うと、すぐに学生時代に戻ったような雰囲気になるのが不思議です。
話題も渋谷でのナンパ列伝(?)から、REITの市場動向までのおてんこ盛り。
午後7時からの3時間コースだったのですが、気がつくとあっという間に時計は10時をまわっていました。
このように楽しく過ごす時間はとても短く感じますが、会社の資金繰りの観点からは、
資金繰りが厳しくなればなるほど時間を短く感じる
傾向にあります。
前回、バーンレートを使って、会社に残された時間がどのくらいなのかを把握するという話をしましたが、「このままの収支状態が続くとあと3ヵ月で資金が底をつくかも・・・」という時は要注意です。
売上を上げるにしても、資金調達をするにしても、準備→実行→成果というプロセスを経ていると、3ヵ月ぐらいはあっという間に過ぎてしまいます。
巷では「たった10日間で売上高が30%アップさせる5つの秘訣とは?」というような本や情報が出回っています。
たしかに、商品の魅力、市場の規模、タイミングによっては、マーケティング、営業力で短期間で数字を上げることは可能かもしれません。
しかし、お尻に火がついている状態だと、ついついあせりも出てしまい、なかなか思うように事が進まないのが大半のケース。
このため、資金繰りが大丈夫な「時間」を把握したら、
そこから3ヵ月を引いた時間が会社にとっての猶予期間
というのが、私が中小企業のご支援をさせていただいている中での実感です。
ところで、昨日の同期会で最初に話題になったのが、老眼。
やはり、40も後半に近づくと、それぞれ老眼の症状が出ているようで、「A4の書類はちょっと・・・」とか、「細かい字を見るときは眼鏡を外した方が・・・」という発言がぞくぞく。
学生時代と見た目はさほど変わっていなくても、「時間」は確実に過ぎているようです(笑)。
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