資金繰りと24時間テレビ
資金繰りと24時間テレビ
ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
土曜日から日曜日にかけて毎年恒例の「24時間テレビ」をやっていました。
関係者の方がおられたら申し訳ないのですが、今回はほとんど見ていません。
NHKの大河ドラマを見終わってからちょっとチャンネルを回しただけなので、見ていた時間は正味15分ぐらいでしょうか。
ただ、御年70歳になる徳光さんが無事マラソンを完走されたことだけは確認できました。
ところで、この「24時間テレビ」、非常に「時間」を意識した構成になっています。
タイトル自体もまさにそうですが、生放送の部分が多いため、
予定通り番組が進むかどうか
というのが視聴者を引き付ける要因にもなっています。
その最大の見せ場がマラソン。
放送時間内に無事武道館までゴールできるか、どうか。
今回の途中経過については私は知らないのですが、関係者を始め、ハラハラ、ドキドキ、気をもんだ方も多いのではないでしょうか。
ところで、資金繰りを考える上で重要なポイントの一つが、
「時間」
です。
大手企業のように手元の資金が豊富であれば、
・優秀な人材を採用する
・IT化を進めて業務を効率化する
・最新の設備を導入して増産する
といったように、お金を投資することで、成果をあげるまでの時間を短縮することが可能です。
また、最近では、会社そのものを買収する動きも活発です。
M&Aで企業を買収した会社のトップがインタビューで、「時間を買いました」と話をしているのを聞いたことのある方もおられるのではないでしょうか。
一方で、中小企業の場合、大手企業のように「お金で時間を買う」ということができません。
しかし、「お金」を節約して「時間」をかけても、なかなか成果が出ず、結果的に資金繰りが厳しくなることもあります。
まさに、予定通りには資金繰りは回らない訳です。
しかし、会社である以上、一定の時間で必要とされる成果をあげなければなりません。
このあたりのバランスをどのようにとっていくか。
簡単な問題ではありませんが、次回は「資金繰りと時間」について考えてみたいと思います。
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